スペイン旅行記 その5

 憧れの「アルハンブラ宮殿」を訪れた次の日にバレンシア州を観光しました。バレンシアと聞くと「バレンシアオレンジ」を連想しますが、やはり果物や農産物をはじめいろいろな食品が豊富で、観光スポットもスーパーマーケットを大きくしたような「中央市場」や商業都市らしく「ラロンハ 」と言う「絹の交易所」(絹製品の取り引き所)がありました。15世紀末,王宮跡に建てられたゴシック様式の建物で、15世紀ころ最盛期を迎えたようです。

 はじめにカテドラル(大聖堂)に訪れました。内部礼拝堂には立派なマリア像が据えてありました。13世紀に聖母マリアが現れる奇跡が起こったという言い伝えがあるそうで、とても敬虔な信者が多く、私達がカテドラルを訪れたときにも地元の方々が朝の礼拝をしておられました。カテドラルの中も歴史のある素晴らしい装飾がなされていましたが、カテドラルの外にもいろいろな国宝級の建築物・装飾品がありました。




 「ラロンハ」と言う「絹の交易所」の中も観光しました。ユネスコ世界遺産文化遺産)に登録されてい建物で600年も前の建物とは思えないほど完全といってよいくらい保存状態が良く驚かされました。昔ここで絹が取引されていたんだと思うと感激でした。



 「中央市場」は、スーパーマーケットを大きくしたような所で写真にあるように「生ハム」や肉・魚・野菜・果物が所狭しと並べられていました。もって帰れるものならいっぱい買いたいものがありました。特に果物好きな私としては、いろんな種類のお値打ちな物がいっぱいで楽しかったです。美味しそうな生ジュースがあったので早速飲んでみました。オレンジとキューイのミックスジュースでとっても美味しかったです。
変わったものといえば、可愛いお嬢さんが「からすみ」と看板に書き日本の「からすみ」を売っていました。試食しましたが、日本のものよりあっさりしていました。お嬢さんたちの笑顔が素敵でした。



  市場を出た後、バレンシアの街を散歩しながら、レストランで昼食を取りました。通りもとても整備され、のんびり歩けました。レストランで食事をしていると丁度今バレンシア地方で行っている「トマティーナ」のニュースが放映されていました。


      



  食事の後、バスに乗って次の目的地「タラゴナ」に向いました。スペインの南地中海に面した「タラゴナ」は、古代ローマ時代に築かれ、今でも水道橋や円形競技場などの遺跡が残り、世界遺産に登録されている所です。
  青い地中海と円形競技場がきれいに見えるようにいい天気だといいなと思っていました。寸前まで曇りがちだった空が、「タラゴナ」に着くと写真のようないい天気になっていました。すごく嬉しかったです。
 地中海に面してバルコニー があり、 海を見下ろす遊歩道を歩いていくと観光ガイドに載っていた通り地中海の青い海と円形競技場が見えてきました。
 青い地中海と古代ローマ時代の円形闘技場。とっても素晴らしい眺めでした。


     
 

  遺跡が多く残っていて、ローマと一緒で地下を掘ると遺跡が出てくるそうです。一つのビルは、遺跡を生かしてその上にビルができているところもありました。考古遺跡群としてユネスコ世界遺産に登録されているそうです。観光客も多く遺跡だらけといっていいくらいの街でした。近隣の都市としては、約80キロ東にバルセロナがありました。


         



 街を歩いていくと 12世紀に建設が始まったというカテドラル(大聖堂)がありました。
タラゴナのカテドラルは、丁度工事中でかなり古いもののようでした。ガイドさんは、マリアさんといってとっても優しいお嬢さんでした。一緒に写真を撮って下さいました。


        


  カテドラルの近くにお土産やさんがあってとてもユニークな可愛い置物が飾ってありました。 


 



 「タラゴナへ行くのなら、お天気の日が最高です。」と本に書いてありましたがまさに絶好の行楽日和でした。











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