淡路島・讃岐への旅

 年末に兵庫県の神戸・淡路島・四国へと出かけました。いつものように朝早く出かけて、朝のうちに神戸の町に着きました。ナビで検索して、神戸の高台にある異人館「風見鶏の館」に行きました。昔、独身時代にお友達と交通機関を使って行った事がありましたが、車で行くと、また感じが違い細い道と坂が長崎や函館の町のようになっていることが良くわかりました。「風見鶏の館」と北野天満宮の中間にある駐車場に停め散歩しました。昔と違って、館の前に、異国情緒のあるまたちょっとコミカルな彫刻や階段があり神戸の町を見渡せる素敵な公園になっていました。
 「風見鶏の館」に入ると案内の方がお部屋の説明や、館に住んでいたドイツ人のご家族の話などしてくださってより興味深く見学できました。ドイツ人のお宅は、一階が来客用で豪華になっていて、二階は、プライベート用で質素なつくりになっていました。合理的な国民性が出ているそうです。館内にあるお土産もステンドグラスや携帯ストラップなどお値打ちでデザインの素敵なものがあり、私はお花の絵のステンドグラスが気に入って買いました。ひとつのお部屋全体が、お土産コーナーになっていて見ているだけでも楽しかったです。

                    

 「風見鶏の館」の隣にある「萌黄の館」を見て、今度は、「うろこの家」に行きました。途中「山手八番館」や西洋的な建物があり素敵な散歩道になっていました。

 クリスマス直後でしたので、「うろこの家」の屋根にはかわいいサンタクロースが面白いポーズでたくさんいました。異人館「うろこの家」の庭園にあるイノシシのブロンズ像「ポルチェリーノ」は、パワースポットの一つで、鼻に触れると幸運を呼ぶとされ、鼻の頭は訪れる客たちに磨かれて金色に輝いていました。私も触ってみました。これだけひとつの場所に異人館が集まっているところもないでしょう。これからも大切に保存していただきたいと思いました。



  その後、「神戸ポートタワー」に上って神戸の街をタワーから展望しました。海あり山あり先ほど言ったように長崎や函館によく似た都市だなと思いました。貿易港は、このような地形の所に発達するのが良くわかりました。


  その後神戸の中華街「南京町」に寄り行列のできる肉まん屋さんに並んで美味しい肉まんを食べました。寒かったので余計においしかったです。横浜の中華街にも似たとても活気のある街でした。赤や緑の原色の色を使った看板などが多くとても華やかでパワーのある街で私たちも元気をもらいました。

  次に神戸から「明石海峡橋」を渡って淡路島に向かいました。淡路島は、今水仙が美しいと思い、出かけてみました。雪は降ってはいませんでしたが、かなり風は冷たかったです。



 「淡路島水仙峡」にはとても上品な純白の水仙が咲いていました。2月にかけてが最高だそうで写真にあるようにまだ一部しか咲いていませんでした。でも、ほんのり水仙の香りがして心が和みました。

 お花を楽しんでから、今日の宿泊地テレビのCMでもおなじみの「ホテルニューアワジ」に向かいました。瀬戸内海や紀伊半島もよく見え景観がよく、何といってもお風呂の種類が多いので少しでも早く行って楽しみたいと思い早目に到着しました。大きなお風呂が男女各2か所あり、屋上には、足湯や貸切露天風呂もありました。でも有料の貸切露天風呂などもったいないし、二つのお風呂だけでも十分楽しめ、翌日は、お風呂が男女で入れ替わるのでそれで上等でした。食事もおいしかったです。朝食にも刺身が出ました。さすがに、海が近い所はいいですね。


 温泉三昧をさせていただいて、次の日は、まず、淡路島と四国を結ぶ「大鳴門橋」の鳴門市側にある「渦の道」に寄り、鳴門の渦潮を見ました。「渦の道」は鳴門海峡に架かる大鳴門橋の橋桁内(車道の下)に造られた海上遊歩道で、海上45メートルのガラス床からのぞき込む渦潮は、吸い込まれそうでスリル満点でした。車が通る橋の下に人が通れる歩道を造るなんてなかなか考えられた観光スポットだなと思いました。「大鳴門橋」の鳴門市側にある駐車場に車を止め、散歩コースになっている道をひたすらうずしおに向かって歩きました。途中「大鳴門橋」を走っている車を見ながら、橋の下にある道を歩きました。高所恐怖症の方は見ない方がいいようなガラス張りの床があり、瀬戸内海の海が足元に見えました。いよいよ渦潮が見える場所につきました。

 若干渦潮は小さかったですが、太平洋と瀬戸内海の海水が入り組んで渦潮ができている様子が良く見えました。前来た時は、船に乗ってみたので、渦の真上にはいけませんでしたが、今回は、橋の上から見て、その様子が見られたのは、良かったです。

  渦潮を見た後、香川県にある美味しい「讃岐うどん」を食べに高松に向かいました。道は空いていましたが、初めに目指していたおうどん屋さんは、人気がありすぎて完売してしまい、屋島のすぐ近くにある以前行ったことのある「わら家」に出かけました。水車のある趣のある建物でいかにも讃岐うどんという腰のある美味しいうどん屋でした。

 すぐ近くに源平合戦(源氏と平家の戦い)で、源義経那須与一が戦ったことで有名な屋島の合戦があった海岸が良く見える屋島寺があり、観光名所になっていました。平日でしたので混んではいませんでしたが、休日は混むのではないでしょうか。屋島寺に行く途中、上っている様に見えて、実は下っているというミステリーゾーンがありました。また、高台からは、瀬戸内海に小豆島がみえまた。境内の中に厄除けの瓦投げコーナーがあったので投げてみました。けっこう飛んで気持ちよかったです。


 屋島を出てから少ししたらまた小腹がすいてきたので、もう一軒「山田屋」といううどん屋さんに寄りました。こちらは、少し若者向けのお店屋さんでしたが、さすが人気があるだけに味はしっかりしていて美味しかったです。

  食べている間に暗くなり、最後の目的地、香川県仲多度郡まんのう町吉野にある「 まんのう公園 エントランス広場」に向かいました。途中の道は、そんな素敵なイルミネーションスポットがあるのかしらと疑うほどの山の中でしたが、園内を幻想的に彩る イルミネーションスポットには感激しました。
 讃岐山脈を一望する絶景のロケーションのまんのう公園では、エントランス広場から広がる園内の木々に約35万球のイルミネーションが施され、今までに見たイルミネーションの中でもベスト3に入る自然の中の幻想的なスポットでした。また、昇竜の滝の上には美しいシャンパングラスタワーがあり、公園の夜を幻想的に演出していました。「隠れ宿」ではありませんが、「隠れスポット」という感じで、街の中でないという意外性も人気の一つかと思いました。


 帰りも「大鳴門橋」を渡ってきましたが、橋の上で交通事故があり一時間ほど渋滞してしましました。事故には気をつけなければと思いました。「人の振り見て我が振り直せ」で安全運転で帰りました。