「夢の九州旅行」その2

 


 さて、前回の指宿温泉の海を見渡す露天風呂にて「小原庄助さん」のように朝風呂を楽しんだ後、旅館「吟松」を出発し、「篤姫」の生まれ育った「今和泉島津家」の屋敷跡などがある「JR薩摩今和泉駅」の周りを猛暑の中歩きました。海がすぐ近くにあり、私たちが育った頃の豊橋のようなのんびりした所でした。この日本の南の果てののどかな田舎で育った篤姫が幕末の江戸城で活躍することになるなんて、人生って不思議だなーと思いました。篤姫が小さい頃遊んだであろう「豊玉媛(とよたまひめ)神社」や女性の姿をした石像「田の神様(かんさあ)」を見ながら歩いていると、なんだか小さい頃の篤姫が林の中から現れそうな不思議な気がしました。

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 「JR薩摩今和泉駅」に着くと、かわいい篤姫とだんな様の「徳川家定公」のかわいい看板があったので記念写真を撮りました。(私、幼稚とお思いでしょうが、結構こういうものが好きです。)NHK大河ドラマの影響(威力)ってすごいなと思いました。
 また車に乗り、今日の目的地霧島をめざしました。途中、桜島が見える「錦江台展望公園」によりました。雲がかかってはいましたが、この数日間煙をはいている桜島が良く見えました。風向きのお陰で灰は被りませんでしたが、地元の方のお話では、灰で洗濯物も干せない日が結構あるそうです。


 
霧島公園に入ると、木々が生い茂り森林浴が楽しめました。でもかなり暑い森林浴でした。霧島公園をしばらく走っていくと、坂本龍馬とお龍さんが日本で初めて新婚旅行をしたと言われる「塩浸温泉龍馬公園」が道沿いにありました。 行ってみたい所だったので嬉しかったです。

また、NHKの「龍馬伝」の展示コーナーがあり寄ってみました。ここには出しませんが、龍馬やお龍さんになって記念撮影もしてみました。福山君ファンでもあるので、楽しかったです。今、ちょうど大河ドラマで、鹿児島霧島温泉の新婚旅行の話やこれから行こうとする長崎の「亀山社中」が出て来るところなので、同時進行で旅行ができ嬉しかったです。
 お昼は、地鶏を焼きながら食べる焼き鳥定食を食べました。お値打ちでとっても美味しかったです。森の中の一軒家の食堂と言うのも良かったです。
 その後、霧島公園の中にある「不動池」や山々を見ながら、「えびの高原」をドライブしました。かわいい人懐こい柴犬やペットを連れた観光客が結構いました。コスモス畑に行ってみましたが、まだ咲いていませんでした。

霧島は、温泉でも有名なところで、あちこちで、白い煙が出ていて湯量が多いのがわかりました。3日目の宿泊地「霧島ホテル」に向かいました。森の中にある、とても空気のよい素敵なホテルでした。

温泉の泉質の種類も多く「硫黄泉・塩類泉・明礬泉・鉄泉」と4種類の温泉が楽しめました。また、湯量が多く、一日で約1,400万リットルのお湯が出るそうです。お風呂に入ってみてびっくり。かけ流しも普通の出方でなく、本当にザーザーと音を立てて流れていました。また、「霧島ホテル」の大浴場は、「硫黄谷庭園大浴場」の名前のとおりとっても大きく、4種の温泉が庭園のようになっていて、噴水があったり嗜好を凝らしてありとても面白かったです。時間が足りないくらいでした。また、与謝野鉄幹・晶子夫妻が立ち寄った温泉でもありました。夜は、露天風呂で月や星が見えて、とても風流でした。また、明日の旅を楽しみに眠りにつきました。