夢だった「美ら海水族館」へ

 生き物大好き人間の私は、動物園や水族館に行くのが大好きです。旅行に出かける時も景色のいいところもいいですが、近くに水族館などがあるとできるだけ寄ることにしています。 そんな水族館の中でも一番行きたかった「美ら海水族館」へ行ってきました。

美ら海水族館」と聞いて一番思い浮かぶのは、やはり少し前に流行った「AKB48」のヒット曲「さよならクロール 」のPVの映像ですね。

 「美ら海水族館」の「黒潮の海」のコーナーにある巨大アクリルパネルの大水槽の中で悠々と泳ぐジンベエザメとナンヨウマンタたちの群泳は、圧巻でした。しばらくその場所を離れられないでいました。巨大なジンベイザメがゆったりゆったりと泳ぐ姿に日頃のあわただしさも忘れとても癒されました。人気の秘密もわかります。皆に愛されるのは、沖縄の美しい海と自然の中にある水族館だからという理由も大きいですね。

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 その他にも「サンゴの海」の水槽では、日の光にあふれる沖縄のサンゴ礁が再現され見事なこと。沖縄の海で泳ぎたくなりました。予定していた時間よりかなり時間をオーバーしてしまいましたが、その御蔭で、美ら海水族館のサンセットの絶景を見ることができました。今でもその景色が目に浮かびます。

 その他にも沖縄での旅行で『エイサー』の演奏パフォーマンスは、最高でした。テレビで見たことはありましたが、LIVEで実際に見ると魅力は倍増しますね。エイサーは、沖縄県と鹿児島県奄美群島でお盆の時期に踊られる伝統芸能でこの時期に現世に戻ってくる祖先の霊を送迎するため、若者たちが歌と囃子に合わせ、踊りながら地区の道を練り歩くそうですが、太鼓をたたきながら踊る姿は、とっても迫力があってカッコイイです。また、琉球の音楽特有の鳴り物がまた素敵でした。映像で撮りたかったのですが、踊っている姿等は、撮影禁止でした。残念!

 沖縄は、現在は日本の1つの県ですが、やはり「琉球王国」として長く存在していたわけで独特の文化が存在していると感じました。
沖縄の魅力は、なんといっても海の透明度の高い点で、景色が最高でした。空港に行く寸前まで、きれいな海の見える喫茶店で過ごしました。

    


二日目は、那覇空港から石垣島へ飛行機で向かいました。飛行機から見た石垣島は、島の周りがサンゴ礁で守られているのがわかりました。

    

 今まで遠くに感じていた石垣島が、何故か近く感じました。那覇から1時間程でついたからかもしれません。その日のうちに船で西表島に着きました。その日は、西表島にある星の砂がある海岸に行っただけで、ペンション風の旅館に着きました。着いた日は、あいにく天気が悪かったですが、食事は最高、旅館の方もとっても親切で美人な方で心が和みました。部屋が10室ぐらいで、夏には、海や敷地内にあるプールで泳げるそうです。夜には月も出てきて心がゆったりしてゆっくり休めました。

              

 次の日は、前日とは打って変わっていい天気。西表島にあるマングローブの群生している「マングローブの森」に行ってみました。美しい海と川の入り口に映像のようなジャングルを思わせる憩いの場所がありました。日頃目にすることのない自然に触れてホッとしました。


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 その後、西表島の南にある「由布島」へ水牛車で渡りました。島といってもほとんど陸続きで干潮の時は歩いて渡れるほどの距離です。水牛は、人に慣れていて車を引くために自ら映像のように取っ手を首に装着するのです。びっくりしました。水牛車を運転するお姉さん(ちょっぴり年配の方ですが三味線と歌にはとっても味がありました。)の「安里屋ユンタの歌」を聞きながら気持ちよく島へ渡りました。中国の方がとてもたくさん来ていました。旧正月の日だったからです。


       


 島には、南国特有の草木が群生し、温室の中にはきれいな蝶がいっぱい飛んでいて人にもとても慣れていました。苦手な人は、ビックリするかもしれませんね。帰りもまた水牛車で帰りました。中には時間をかけて自力で歩いて帰っている人もいました。

    
          

 後どうしても見たかったのは、イリオモテヤマネコですが、なかなか実物を見るのは難しいようです。最近は、車に跳ねられてしまうことが増えてきていて道路沿いに「スピードを出さないように」の看板が多く見うけられました。
那覇自然環境事務所の報道発表資料によると「イリオモテヤマネコの交通事故発生について(お知らせ)」という見出しで
「ヤマネコの無事故記録は264日で途切れました。西表島で車を運転する際には、法定速度を守ってスピードを控えるとともに、野生動物の飛び出しに十分注意して下さい。特に今の季節は活動的で経験の浅い若いヤマネコが道路に出てきやすい時期です。ヤマネコの目撃が多発している区間には移動式看板を設置していますので、付近では十分にご配慮お願いします。」とありました。私たちも、剥製で見ただけでした。

  

 その日の昼には、船で石垣島に戻り石垣島でも景色のよさで有名な川平湾(かびらわん)に行ってみました。天気もよくコバルトブルーの透明度の高いすてきな湾でした。しばらくはいろいろな場所から写真を撮りました。でも実際の美しさはなかなか映像には残せませんでした。ゆっくり高台から景色を眺め心に焼き付けました。グラスボートに乗ると船底にたくさんの色鮮やかな熱帯魚が泳いでいました。日々の慌ただしさを忘れる一時でした。

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 その日の宿泊場所は、ここが石垣島かと思うような都会的なホテルでした。自然豊かなのんびりした場所とこのホテルのような近代的な場所がうまく共存していると感じました。部屋でのんびり景色を見ていたら、ベランダの手摺に結構大きな鳥がとまりました。初めは遠くから見ていましたが、人に慣れているのか近くに行っても驚かずさえずってくれました。自然に触れたようで嬉しかったです。夕日が沈んでいく風景にも感動しました。

          

 最後の日は、石垣島のすぐ隣にある竹富島に寄ることができました。石垣島の港から30分くらいで竹富島港に着き、こんなに近いところにあったのかと驚きました。雑誌で見たあの風景を目にしてとても幸せな気持ちになりました。ここでも水牛車に乗ってゆっくりと竹富島の夢に見た街並みをゆったりとした気分で楽しみました。もっとゆっくりしたかったな。その日に帰らなければいけなかったので、水牛や1時間ほどで見れる範囲の街並みを散歩しました。高い塔があったので登ってみました。竹富島の街並みがよく見えました。オレンジ色と白い甍のような線がとてもきれいでした。

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飛行機の時間に合わせてまた船で石垣島に戻りました。石垣島での最後の食事は、海に面した南国らしいレストランで「バーニャカウダー」をたのみました。海を見ながら素敵な一時でした。店内も色彩豊かな素敵なお店でした。

     

少し時間があったので川平湾にもう一度寄り近くの美味しいアイスクリームをきれいな海を眺めながら食べました。

     

 夕方、石垣空港からセントレアに向けて「JAL」のそれもジンベイザメのデザインの飛行機で帰路に着きました。今回も美しい海を満喫し、元気で無事に旅できたことに感謝しながら・・・・・。

  
 


 石垣島への旅行は初めてだったのでスケジュールもハードでしたが、次回行くときはもう少しゆったりしたプランにしたいなと思いました。